会社の「ムダ」がなくならない理由【利益の違いです】
こんにちはアイルです。
あなたが会社で仕事をしていて「これはムダだな」と思う事はありませんか?
新しい業務を任されたり、違う会社から転職してくると、どうしても「ムダ」と思えることが目につきます。
もちろんあなたの目線だからこそみつけられる「ムダ」もあるでしょうが、一緒に働く多くの人もその「ムダ」には気がついています。
では、なぜ会社の「ムダ」はなくならないのでしょうか。
会社のムダがなくならない理由
先日書いたブログに「社内の意識決定に時間がかかる」「環境が改善されない」という内容を書きました。
この他にも「朝の朝礼」「同じ時間に出勤する」「使われない資料の作成」など、ムダだと思うものは沢山あると思います。
ムダを無くせば効率も上がりますし、その分本来の仕事に時間を使ったり残業を減らしたり出来ると思いますよね。
会社として無くす事にメリットが無い
なくならない大きな理由は「会社として無くす事にメリットが無い」からです。
「ムダがなくなれば作業効率も上がり、その分利益が上がるはずだ」
と思われるかもしれませんが、その前にその「ムダ」を無くすためには「必要と思っている人を説得する」「必要な部分は代替案」を考える必要があります。
朝礼であれば全社員が参加し、社是など会社としての思いを全員で確認した後に必要な連絡事項をする
これを毎朝5分くらいの時間で行う会社が多いと思います。
これをムダと思って無くすためには
・社員全員に朝礼が不要だという考えを納得させる
・会社の思いを常に発信する方法を考え実行する
・連絡事項の伝達方法を考え実行する
もしかすると他にもあるかもしれませんが、少なくともこれだけのことをする必要があります。
これだけの事をして出来る時間が1日5分程度であれば、大きい案件を進めてもっと利益を出そうと思いませんか?
経営者もこの5分を短縮するために、効果があるかもわからない別案を作るくらいなら、もっと直接利益の出せる営業活動に力を入れるよに指示をします。
そのため、無駄だと思っている社内の会議もなかなかなくならないのです。
それを仕事と思っている人がいる
二つ目の大きな理由は、その「ムダな作業」を仕事だと思っている事です。
何も決まらない会議、毎回同じことを報告する会議、誰も読まない議事録
これらはどこの会社にもあると思います。
一歩引いて冷静に見れば「ムダ」だと思うものでも、実際その場にいると「必要」なものに見えてしまいます。
特に昔から長く続けている人は、それを必要なことだと思いやすいです。
そしてこういう業務ほど「小さな必要性」が隠れています。
先ほどの例でいうと
・何も決まらない会議 → 話をしないと案も出てこない
・毎回同じを報告する会議 → 仕事の進み具合は把握する必要がある
・誰も読まない議事録 → トラブルがあれば読み返す
といった感じです、
この考えを大きく変えることが出来ない限り、あなたが「ムダ」と思っていてもその業務は無くなりません。
ムダな業務でも無くさない方がいいのか
ムダなことを無くすのに会社としてメリットがない、それを業務と思っている人がいるのであれば、その「ムダな業務」は無くさない方がいいのでしょうか。
あなたがムダだと思っているのであれば、その業務は無くすように行動すべきです。
もちろん行動しているうちにムダでは無い事がわかるかもしれませんので、無くすことが一番良いことだとは言えません。
しかし、そのムダな業務であなたの貴重な時間が奪われているのであれば、それは無くすように行動すべきです。
具体的には
・ムダだと思う理由を書き出す
・必要であれば代替案を考える
・それを紙にまとめる
・実際に実践してみる
・先輩や上司に相談をする
とすれば、話を聞いてもらえる可能性が高くなります。
まとめ
ただ言われるままに業務をするのではなく、常に何が一番最適かを考えて行動できる人が今後は求められます。
そんな中ムダな業務であなたの貴重な時間と力を使うのであれば、それを無くすために力を使うのが一番大事です。
しかし、実際にはどれだけベストと思える案を作っても、変化することを嫌い効率の悪い方法を続ける会社はあります。
そんな会社で疲弊してしまうくらいであれば、転職をするのも必要なことだと思います。
常にどうすればもっと改善できるかを考え、それに向けて行動を続けてください。